top of page

課題4.エタノール車の排ガス処理

触媒は一般的に一定温度以上で働きますので、自動車の排ガス処理は運転し始め(コールドスタート)では働きません。

また、自動車排ガス処理では酸素がNOx還元の邪魔をするので、ガソリン車は高度な空燃比制御(狭いのでウィンドウと言われます)で運転されます。

5年程前、ディーゼル車の排ガス処理不正が発覚し、今でも後を引いてます。

ディーゼル車は原理的に酸素過多になるので、尿素等の還元剤を添加しますがコールドスタートの問題は残ります。

私が放電を利用した排ガス処理技術を開発していたのは20年程前で、当時は何度か某トラックメーカに通いました。

また最近、排ガス処理の高度化が必要になるに連れて、触媒に使う貴金属が高騰しています。放電は触媒量を減らせる可能性もあります。

東芝はこれに使える可能性のある唯一の半導体:MAGTをエキシマレーザー用に開発していましたが、将来はEV・FCVになるので排ガス処理は不要になるという経営判断?で、立ち消えになってしまいました。

FCV(2018年600台)は兎も角、EV(2018年約2万台)は一定の割合は占めるでしょうが、自動車全体(2018年約500万台)に比べればわずかで、大型のトラック等は当分ディーゼルに頼らざるを得ないと思います。

省エネのHVはコールドスタートが増えるので、排ガス処理はより難しくなります。

エタノール車はガソリン車に比べ排ガス温度が下がるので、さらに排ガス処理が難しくなります。凍結になった放電利用を『解凍』する必要があると思います。

排ガス.jpg
放電+触媒.jpg

​自動車排ガス処理の課題

放電特許.jpg

​放電+触媒による触媒低温活性向上

放電特許.jpg

​私が取得した米国特許の構造(期限切れ)

​類似の後願特許

テキストです。ここをクリックし「テキストを編集」を選択して編集してください。「テキスト設定」からフォントや文字サイズ、文字色などを変更することもできます。

bottom of page