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富栄養化対策

昨年、お台場でのトライアスロン大会の水泳が大腸菌で中止になりました。

3年前、東京湾で大規模な赤潮が起き千葉県では大変な悪臭でした。魚養殖業にとっても赤潮は大敵で、毎年のように大きな被害を被ってます。

また多くの海や湖沼では海藻や水草が海底・湖底に繁茂して漁船のスクリューに絡みついて航行に支障を来たしたり、枯死するとヘドロとなって堆積し、悪臭や貧酸素水塊・青潮の原因となったりしています。

 

 

これらの原因は富栄養化ですので、抜本的な対策としては栄養塩を回収する必要があります。

海藻は成長時に栄養塩を取り込み、赤潮殺藻細菌が付着していることが知られているので、魚養殖場では海藻との複合養殖が行われる場合もあります。また、神戸市水道局は水草にカビ臭原因アオコの殺藻細菌が付着していることを発見しました。

海藻・水草の養殖は富栄養化対策の切札ですが、いかにして低コスト・省力できるかが実用化のカギになります。

 

     

 

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        海藻が繁茂した海底                  琵琶湖の水草刈取り船  

 

 

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                   魚と海藻の複合養殖

(沿岸環境と赤潮 北大 今井名誉教授)

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神戸市のアオコ対策実証試験(神戸市HP)

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